ノヴィーのこれから

「ノヴィー」は、1901年、チェコ共和国 Koch&Korselt社製作のピアノです。
松江市内、旧田野医院(松江市有形文化財)で、静かに眠っていたピアノを、市民の手で再生しました。

2015年2月4日に、ピアノは田野医院から、アートピアノ社へ。
ピアノ修理士・井土和幸さんに委ねられました。それから1年2か月。ノヴィーはみごと再生され、興雲閣におさめられました。

「ノヴィー」という愛称は、トマーシュ・ドゥブ チェコ大使に命名していただきました。
チェコの偉大な作曲家・ドヴォルザークの「新世界」(ノヴィー・スヴィエト)から名付けられました。

「ノヴィー」再生・活用の資金500万円は、すべて賛同いただいた方々の寄付でまかなうことができました。
ありがとうございました。
ご寄付いただいた方々のお名前を、「ノヴィー」の裏に記させていただきました。

2016年4月16日の再生記念式典には、チェコ大使ほか、たくさんの皆さんに参加いただきました。
「ノヴィー」の弾きはじめは、小泉八雲記念館館長 小泉凡さんに。
シンガーソングライター伊藤誠さんには、「ノヴィー~新しいいのち」を発表していただきました。
その後開催された記念コンサートで、多くの皆さんが「ノヴィー」の響きを楽しむことができました。

2016年6月に、チェコ製ピアノ再生実行委員会は、NPO法人松江サードプレイス研究会のノヴィー・プロジェクトとして活動の範囲を広めてきました。

再生のその後として、私たちプロジェクトはより広く、より深く、ノヴィーの縁を大切に活動していきます。
多くの市民の賛同を得ながら・・・